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宮崎若菜リサイタル

無風凧が応援している若手ピアニスト、宮崎若菜ちゃんのリサイタルのImpression(過去の彼女の演奏会情報などは コチラコチラなど)。 2015年から単身渡欧、今はザルツブルクのモーツアルテウムの修士課程に在籍していて、一時帰国でのリサイタルでした。

彼女の音を聴くのは4年振りかな。随分と成長していて(上から目線の感想で失礼!)、素晴らしい演奏会でした。音につやがあること、最後の一音まで注意深く大切にしていたこと、充分に没入していながら冷静に自分の演奏を観察しながら弾いていたこと、リサイタル全体を通しての力配分ができていたこと、などなど、ほめる点はキリがありません。

普通のピアニストになら、100点をつけて大拍手! アッパレ!! なんですが、無風凧は若菜ちゃんを応援していますから、このブログではあえて「ダメ出し」な部分を書きたいと思います。逆にいえば、、、このレベルの「注文」をつけたくなるほど、気合とレベルが高い演奏でした。

まず気にしてほしいのは、ピアノの和音の響き。 正確には、特定の組み合わせで、別の弦が強く共鳴ししてるようで、ビリビリとした音がするときがあります。ピアノ自体が若干古かったのかもしれませが、そのようなビリビリする組み合わせが3種類くらいあったようにもおもいます。本人も気が付いているようで、後半は減っていったのですが、cres の途中で勢いが出てくると、一瞬、忘れて「ビリビリ」みたいなことが起きてました。

無風凧がどうしても気になるのは、ホール共鳴音。スタカートすると、「爪音」が聞こえる場合がありますが、爪音ではなく、ホール共鳴音で「爪音」みたいな音が聞こえることがありました。ホール共鳴音は、余韻を楽しむための「ホール音」など、肯定される場合も多いと思うのですが、そういう「良い」共鳴音ではなく、一瞬のハウリングのような、不快な共鳴音がありました。小さなホールだと、こういう不運が仕方がないのでしょう。おそらく、若菜ちゃんは気が付いてなかっただろう、と思います。改善点の一つです。

今回は、60分のショートリサイタル。会場の都合もあったかと思います。しかし、「まだまだ聞きたい」「帰路に就くのがもったいない」と思わせる演奏会。ここまでで普通なら100点です。が、101点を狙う為に敢えて書けば、「気持ちよく席を立てる」工夫も必要かと。アンコールの有無ではないと思います。無風凧にも解決策は無いのですけどね。

色々書きました、、、が、いずれも「激励」です。失礼の段はご容赦を。読者の皆さま、次回の彼女の演奏会、必聴ですよ! このブログでも案内出しますので是非是非。

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