喝!
日曜日朝の某テレビ番組ではありませんが、、、「喝!」を入れさせて戴きます。
ここ最近、無風凧に2件の「出版のご連絡」がありました。片方は、友人の大学教授、もう一人は後輩で、やはり元大学教員。お二人とも優秀な方で、「このお二人なら、さぞや立派な教科書・学術書であろう」とワクワクしていたのです。
先日、このブログでも書かせていただきましたが(コチラ 参照)、最近はHow Toものやガイドブック、チャート式(懐かしいですね)、もしくは、エッセイに毛が生えたような体験談を仰々しくかいていたりするものが増えていて、学問として「より高く・深く・広く」の著書が減っています。上記二名は、研究者として教育者として無風凧も一目置く方々ですから、「より高く、深く、広く」なものだと思っていたのですが。
実際は、二冊とも、How To の入門書。入門書としては確かに分かりやすいですが、無風凧としては納得できない、、、というわけで 喝!を入れさせていただきます。
音楽家、画家のような芸術家が持って生まれた才能を生かすように、その人でしか到達できない「高み」というものがあります。それが才能だと思うのです。その才能を如何なく発揮することが、その人の運命。凡夫が百人束になって掛かっても決して到達できない高みをめざすことこそ、その人の生きる意義だと思います。
上記二人も、この二人にしか到達できないであろう「高み」があると思えばこそ、「喝」を入れます。次回は期待を裏切らない書物を上梓してください。
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