選挙であるがゆえに。(ランキングについて考える83)
都議会議員選挙2017では、小池都知事の率いる「都民ファーストの会」が圧勝しました。色々な要因があったとは思いますが、、、都民ファーストの会の議員、とりわけ小池ガールズは、かつての小泉チルドレン、小沢ガールズを見ているような気がします。、、、小泉、小沢、小池。新人を上手く使う方は、苗字の頭に「小」が付くのでしょうか(Joke)。
「三小」はさておき、ここからは、一般論として考えます。ただし、ここでは「当選順=実力順」と言う仮定をおきます。
選挙は、当選人数が決まっています。このため、実力があるかないかにかかわらず、当選するということが起きます。
簡単な例を挙げます。大学入試の例の方がわかりやすいでしょう。定員を50人とします。学校側が希望する合格水準を60点とします。入学試験の結果、 50番目の人が60点以上であれば、大学としては合格水準以上の学生を集めることができます。しかし、 35番目の人でやっと60点、 、 、とすれば、残り15人は希望水準以下の学生を入学させるか?ということになります。昨今の大学なら、経営安定化のために合格させるかもしれませんが、本来的には不合格にすることが望まれるでしょう。
もう一度選挙について考えてみましょう。実力が達していなくても、当選はしてしまうものなのです。 最低当選者の実力が、投票者の考える合格水準に達しているのか、に関わらずです。
このように考えると、一党独裁の政治が難しい、という理由もわかりやすくなります。優秀な人材をその党だけで抱え切ることができるわけではないのですから、議員の中には当然実力が足りないものも出てくるわけです。
かつての小泉チルドレンや小沢ガールズには、残念ながらこのような実力不足の議員がいた感が拭えません。今回の小池ガールズはどうでしょうね?
最後に。ランキング理論としては、実力不足であっても実力があるように見せることができる、という機能をランキングが持っていることを加えたいと思います。
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