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国の豊かさ(ランキングについて考える82)

最近、国の豊かさって何だろう、、、ということを考える機会がありました。このときは、どのような経済指数で国の豊かさを定義すればよいのか、という話でした。例えば、GDPは、一つの指標ではありますが、それだけでは不十分であり、例えば、人的資源をどのように評価するのか、などなど喧々諤々でした。

そのような議論が無駄、というわけではありませんが、結果として合成ランキングにすぎないこと考えると、無風凧の頭の中は違うことを考えていました。

例えば、毎日美味しい食事(自分の好みの味付けの料理)を食べることが出来るというのは、ある意味で「豊かな生活」、即ち国が豊かであるこの一つの側面であると言えると言えます。電車が混んでなくて乗りやすい、も豊かな国でしょうし、行列のできるラーメン屋に「並ぶ」時間も「幸せを感じる」時間だと思えば、豊かさの一側面。

このように考えれば、自分が考えて「幸せ」「豊かだ」と思う事象のほとんどすべては、GDPに反映できないどころか、数値化すらできてないものが多い。

かつて、主婦の労働はGDPに組み込むことが出来ない、ということで議論になったことがありましたが、同様に難らかの生産になっているにもかかわらず、数値化できないものが意外と多いものです。

このように考えてくると、国の豊かさを表す指標は、今までとは全く違う手法で構築せざるを得ないであろうことが予想されます。

とはいうものの、数値化できるものを全く蔑ろにして良いとも思いませんので、、、意外と、GDPなんて全く豊かさとは関係ないのかもしれませんが、、、もう少しよく考えて、また記事にしたいと思います。

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