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もし社会形成のための絶対的な真理があるとするなら。

Cogito Ergo Sum (我思う、故に我あり)。

この言葉を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。カントの方法序説に載っている、第一原理です。カントは、この「我思う、ゆえに我あり」を出発点、つまり「絶対的な真理」として、方法序説を組み立てていきました。

人が生きていく上で、若しくは社会生活を形成する上での「絶対の真理」というものは、何があるのでしょうか。例えば、ベンサムは最大多数の最大幸福の原理、という原理を述べていますが、これなどはベンサムの功利主義を少し離れた命題としてとらえれば、ある意味では「真理」としても良いでしょう。同様に、ロールズの「マキシミン原理」もその候補といえるでしょうし、キリスト教でよく言われる「汝、隣人を愛せよ」も、この命題の上に色々な哲学や施策を組み立てていくことが出来ますから、「絶対の真理」の一つです。

しかし、ここに述べた3つを始め、色々な命題は、いずれにしても論理的な破たんを見つけることが出来ます。例として(適当ではないとかもしれませんが)、パリ条約から離脱するトランプ大統領の行動と、ミサイル発射で示威行為を続ける金正恩委員長とに、同じ原理で説得することができますか?できないでしょう?

その意味では、「自分ファースト」というのは、個人の行動原理としては絶対かもしれませんが(アダム=スミスの「見えざる手」)、それで社会が上手くいくわけはない(少なくとも戦争は起こる)。

ここで、議論は少し飛びますが、無風凧は、「最小迷惑行動原理」が絶対の真理になるのではないかと思っています。もう少しいえば、ここでいう迷惑とは「線形応答範囲内の迷惑」なんですけどね。

自分が何か行う。その結果で、喜ぶ人も迷惑を受ける人もいる(迷惑を受けない、という場合は殆どありえない位ですけど)。ここで、人に与える「迷惑」を最小にするように行動する、というのが社会生活を考える上での「第一原理=真理」だという考え方です。

最小不幸に近いようですが、最小不幸の原理ではない。というのも、最小不幸は、不幸の絶対量を最小にすることを考えていますが、無風凧は「復活できること」が絶対の条件として加わっているから。

パリ協定は、他国への「迷惑」を小さくするために、必要。パリ協定によって、アメリカ国内の化石燃料業者に迷惑がかかる、という方がいらっしゃるかもしれませんが、もともと、人がいない地球を考え、そこから「迷惑が掛からないように(最小迷惑になるように)」世の中を構築すれば、そもそも論で、いずれは「化石燃料を少なくしていく」ことが導出されます。このように、「最小迷惑の原理」を用いれは、世界の秩序は守られていくと考えます。

ちょっと筆足らずな表現ですが、今日はここまで

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