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独自の指標?(ランキングについて考える80)

またぞろ、選挙で騒がしくなってきました。2017都議会議員選挙です。今回は、小池新党というか「都民ファーストの会」がどこまで躍進するか、自民党が「もりかけ」問題で劣勢のなかどこまで挽回するか、、、などがニュースをにぎわしているようです。

そんな中、こんな過去記事に行きあたりました(コチラ 参照。) 些か古い記事ですが、前回の都議選の「選挙力」のランキングです。

ランキング学専門家の無風凧としては、実に興味深い記事です。というのも、「選挙力」の定義自体は、得票率からの読み替えですから「原始ランキング」です。しかし、軸をオフセットすることによって、分かりやすくなったような「気がする」。その意味では、説得力がある。しかし、その数値に「選挙力」という名前をつけること(つまり記号化)によって、数値が違う意味で一人歩きを始める可能性が非常に高い。そんな事例だからです。実に面白い。

少し、詳しく説明します。

上記記事の筆者は、選挙力を次のように定義しています。

選挙力= {(本人得票数)ー(次点得票数)}/ (当確得票数)} × 100

お分かりの通り、一つの選挙であれば、ランキング(順位)は、本人得票数のランキングと同じです。次点得票数を引いてもそれは変わりません。地域が幾つかに分かれていることを補正する意味で、もしくは比較可能にする意味で、当確得票数で割っています。つまり、違う地域の「一票の差」を是正するために、選挙力では、「当確得票数で割る」ところに、独自の指標、、、「選挙力(という記号)」の意味があるわけです。一票の格差を織り込んだ、と言えばよいでしょうか。

経営指標の中に、利益率という言葉があります。この利益率も、「資本利益率」や「総売上げ利益率」のように分子の形で変わるものや、「営業利益率」「純利益率」のように分子によって変わるものがあります。同様に、この選挙力も、分母の選び方によって、その見え方、意味が変わってくる、という指標です。

ただ、、、この選挙力の「数値」がどの程度の意味を持っているのか、選挙力の1の違いが、例えばほかの何に等価交換できるのか。ここの意味づけがなされないと、「選挙力」という言葉が独り歩きするような気がします。その意味では、「選挙力」を改めて考察する必要があるように思います。

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