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判定

いささか旧聞に属しますが、WBA世界ミドル級王座決定戦で、挑戦者の村田諒太が、エンダムに敗れました。とはいえ、このジャッジは「ミスジャッジだった」ということで、再戦になるだろうと思われています。というのも、3人のレフェリーの判定結果は、エンダムの勝ち。でも、WBA会長をはじめ世論の結果は、「村田勝ち」だったのです。

ボクシングに限らず、殆どすべての競技の判定において。いや、競技だけではなく「優劣をつける」必要がある場合、100%の客観性を求めることは不可能です。

その意味において、競技は「完全に決着するまで戦わせる」ことが唯一の客観性でしょうけ。さしずめ、ボクシングなら、どちらかが完全にダウン(KO)されるまで、ゲームが終わらない。といっても、この方法も実際は、反則に対する判定、があるから完ぺきではないのですけどね。

ゲーム(競技)においてすら、このように「判定」することは難しいのです。実際の経営においてはもっともっと難しい場面が沢山あります。例えば、売り上げトップのセールスマンと、新商品を開発したエンジニア。どちらが「より多大な貢献をした」といえますか?ボーナス査定の時期になって、悩んだ部長さんも多いのではないでしょうか?

このような場合、「判定基準があいまい」であることが、誤判定や悩みの原因になります。先のWBAタイトルマッチの場合は、ラウンド毎の判定では、基準として甘かった、というだけのことです。ボーナスの場合は、判定基準を作っていなかった、というだけのことにすぎません。

そのいみで。判定する側、に立つ人間は、「判定基準」を予め明確にしておくことが肝要です。

ちなみに、WBAの場合、会長が取るべき判断基準は「まかせたレフェリーの結果に従う」だと思いますが、皆さん如何でしょうか?そうでないなら、言い換えれば、あとから「誤判定だ」というのであれば、事前にレフェリーのレベルをあげるとか、高いレベルのレフェリーを採用するとか、自分がレフェリーになるとか、、、対応するべきだったのでしょうね。

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