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脱ヘッドラインの勧め

一昨日の続き、になります。(コチラ 参照)。

最近、新聞離れ、が進んでいて、主要なニュースはネットから、という方も多いと思います。Nifty News や Yahoo Nesをはじめとして、Asahi Online や、Twitterで、、という方も多いでしょう。

これらの電子媒体を用いたニュース取得方法に共通することは、「Header が並んでいること」 です。今回はこれを問題にしてみます。

各社の記事担当者さんは、短いHeaderの中で「如何に沢山の読者の興味を引くか」に血道を上げています。これはこれで校訂されるべきでしょう。しかし、興味を引く Header が、必ずしも公平かつ適正に書かれているとは限りません。一例をあげると、昔、無風凧が学生の頃のスポーツ新聞では、
○○さん、結婚 (か?)
のようによく書かれていましたが、これの「か?」があるかないかで、事実は全く異なります。正しく伝える事より、興味を引く書き方、をしているわけです。

いまのネットニュースでも、同様のことが起きていると言えるでしょう。一昨日の例でいえば、「JASRAC,京都大学に課金」とすると、世間様は興味を引き、クリック数は増えるでしょう。いくらかでも正しい文章として、「JASRACが京都大学に許諾について説明」では、インパクトが数段落ちますし、もっと正しく「課金の場合があると電話した」だと誰も目を向けてくれないでしょう。

このように、Headerだけでは、正しい情報は伝わらない、というのが現代の電子媒体のニュースの特徴です。しかし、このHeaderを読んだだけで「時流を理解している」とおもう輩も少なくない。

このHeader信奉現象は、MBAなどのビジネススキルで、「エレベータプレゼンテーション」とか、「Yes But の法則」など、とりあえず「相手の興味を引いたもの勝ち」という風潮が助長しているとも言えます。

事実は、、、実際、Header程度では伝わらないことも多いでしょうから、少なくとも本文記事位は読んでほしいと思うわけです(本文は正しい記事になっている、という前提です。実際はこれが怪しいことも多いのですけど)。

生き馬の目を抜く現代社会ではありますが、しかし、だからこそ「正しく理解」する為にも「脱ヘッドライン」をお勧めします。

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