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ルール(Code)の階層2

ルール(Code)の階層その2です。

昨日のニュースで、面白い事例がありましたので、まずは御紹介(コチラ など参照)。

事例:
アントニオ猪木氏が友好のために北朝鮮を訪問しました。成田の入出国の際に、税関で足止め。すべての荷物を開けてチェックが行われました。猪木氏は、「友好のために訪朝したのに」と、不満タラタラだったそうです。
皆さんも、似たような経験、あるのではないでしょうか?
前回の「ルール」(Code)の階層」を参照にして考えると(コチラ 参照)。
L1(公的なルール): 税関でチェックをする。
L4(私的なルール): 友好の為で、税関でチェックされるはずはない。
このL1とL4で矛盾が起きているわけです。 猪木氏は、日本人の法律に従うべき人である、という意味では、 L4はL1に内包されている「べき」なのですが、実際は内包されていません。
L2とL3のCode矛盾は、JCO東海原発のバケツ臨界事故が分かりやすい例でしょう。
L2: 会社のマニュアルで定めた手法
L3: 現場で決めたやりかた(バケツ臨界事故の場合は、バケツで行う)。
東芝の粉飾決裁も、ルールの階層化モデルで説明すれば、説明が分かりやすいので、皆さま一度考えてみてください。東芝の場合は、L2とL3の間に、L2.1、L2.2....と複数の階層があります。
ここで、下位の階層の人は、「悪いと思っていない」もしくは「悪いと思っていても抗えない」という特徴があります。
最後に宿題。 辺野古の基地問題をルールの階層化問題で解説してみてください。

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