ルール(Code)の階層
少し間が空きましたが、ルール(Code)について。
皆様の近くにもこういう事例、いくつかあると思います。
会社支給のマニュアルには、「A,B,Cの順番で」と書いてあるけど、現場(工場内)では、A,C,Bの順番で行っています。
いわゆる、現場判断、ですね。
会社支給のマニュアルには、「A,B,Cの順番で」と書いてあるけど、現場(工場内)では、A,C,Bの順番で行っています。
いわゆる、現場判断、ですね。
この「現場判断」がなされた時点で、ルールが2つある、ということはご理解していただけると思います。
これに近いものは、社外と社内においても起き得ます。 法律では、勤務記録の改竄はしてはいけないことになっていますが、実際の企業ではサービス残業などを含めて、実態よりも短く記録することが慣習化している、という事例は、ブラック企業のニュースなどで良く聞きます。これも、ルールが二つある、ことになります。つまり、法律と職場のルール。
上述の「残業問題」の場合は、「法律」というルールに従うと、「職場のルールは違法」ということになりますが、その組織に属している限り、「職場のルール」に抗える人は少ないのではないでしょうか。
法律 と 職場のルール を考えたり、現場判断の考え方を入れたりすると、私たちは、少なくとも、4種類のルールをうまく切りまわしているように思います。
L1:世間一般のルール(法律や条例、国際規格)
L1:世間一般のルール(法律や条例、国際規格)
L2:属している組織のルール1(会社のルール)
L3:属している組織のルール2(所属部署のルール)
L4:自分のルール
無風凧は、このように、ルールには4つの階層がある、と思っています。勿論、大きな会社になれば、L2.L3がもっと多層化するかもしれませんが、まあ、モデルとしては、この4つで十分かと思います。
問題は、このルールは、「包含関係」が成立していない、ということです。これが、色々な組織が脆弱化していく大きな原因であったり、不正の温床だったりするのです。。。。詳細は改めて。
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