VCのジレンマ(3)
VCのジレンマの三回目。前回は コチラ を参照してください。
前回は、
イノベーションを起こすためのVC投資が、実は「真のイノベーションに投資されない」という構造を持っている
というジレンマを紹介しました。
前回は、
イノベーションを起こすためのVC投資が、実は「真のイノベーションに投資されない」という構造を持っている
というジレンマを紹介しました。
VCのジレンマは、その2 があります。今回はそれを紹介。
大企業は「イノベーションのジレンマ」に陥らないようにするために、イノベーションを促します。「日本」という国も、アベノミクスの例を出すまでもなく、「新事業創造への投資」を謳っています。
しかし。その「新事業を起こす」為に、大企業や政府が取る施策は、「コンサル会社」「シンクタンク」「VC」等への委託&丸投げ。この委託&丸投げという構造は、無風凧が知る限り20年以上変わっていません。委託先が、その時代によって変わるだけ、です。
大企業は「イノベーションのジレンマ」に陥らないようにするために、イノベーションを促します。「日本」という国も、アベノミクスの例を出すまでもなく、「新事業創造への投資」を謳っています。
しかし。その「新事業を起こす」為に、大企業や政府が取る施策は、「コンサル会社」「シンクタンク」「VC」等への委託&丸投げ。この委託&丸投げという構造は、無風凧が知る限り20年以上変わっていません。委託先が、その時代によって変わるだけ、です。
この「上級管理者(=為政者)」がイノベーティブでない限り、この構造は変わりません。そして、イノベーションの言動力となるイノベーターより、その中間である管理会社、、、上述では「コンサル」「シンクタンク」「VC」等と書いているわけですが、、、に資金が流れる仕組みになっています。このような管理会社を代表してVCと書かせいていただいているわけです。まあ、上級管理者としては、投資という意味では「計画通り」にできるわけで、自分の評価にはなります。VCたちも、文句はない。
加えて、このVCは、真のイノベーションが出来るかできないかは2の次、なんです、、、リターンが評価基準ですから(事業拡大もイノベーションかもしれませんけどね)。
というとこで、今日のまとめ。無風凧の「VCの第二ジレンマ」。
VCは、Ventureをそだてなくても収入がある仕組みになっている。
次回は第三ジレンマの予定です。
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