今こそ「TPP」?(ランキングについて考える71)
アメリカのトランプ大統領が、TPP撤退を表明しています。これに伴い、日本国内でもTPP参加/不参加に関する議論が活性化しています。今回は、米国抜きの「TPP」について日本が参加すべきか否かを考えてみましょう(便宜上、「」をつけておきます)。
「TPP(環太平洋パートナーシップ協定)」。
協定という言葉の「定義、適用範囲」を厳密に考える必要がありますが、ここでは、「経済連携」に限ることにします。(元来、平和協定というか武力協定ではないですが、実際問題不可分であることは、言わずもがなだと思います。であるにも関わらず、「経済のみ」とするところにご注意下さい。)
国際紛争を武力で解決していた時代は、基本は「侵略戦争」でした。侵略戦争で「経済範囲」を拡大させて、国力を増していく、といのが20世紀までの手法です。
武力解決を、国際社会が放棄したい、と考えている現在、第二の「侵略手段」は「経済戦争」です。この経済戦争は、、、「協定」という形の「仮想大国」を構築していくことに比定できます。その意味では、EUもASEANも、一つの「仮想大国」です。TPP`も「TPP」も仮想大国ということができます。
その上で。
TPP大国の「覇者」は、、、アメリカです。60%を超す経済を持っているアメリカが、TPPにおいて主導権を握ることは必定。言い換えれば、TPPは、「拡大アメリカ」だということが出来たでしょう。
では「TPP」。現在考えられているTPPからアメリカを抜いた「TPP」の中で最も大きな経済国は日本。その意味においては、、、「TPP」は「拡大日本」と捉えることもできるのではないか、言えます。 拡大日本になっても、USAよりは小さいのですが、それでも日本単体よりは大きくなりますから、対アメリカの発言力が強くなる、ということができます。
上述のように、すごく「マクロ」に見た場合、「TPP」には参加すべきである、と無風凧は考えます。皆様は如何お考えでしょうか?
では「TPP」。現在考えられているTPPからアメリカを抜いた「TPP」の中で最も大きな経済国は日本。その意味においては、、、「TPP」は「拡大日本」と捉えることもできるのではないか、言えます。 拡大日本になっても、USAよりは小さいのですが、それでも日本単体よりは大きくなりますから、対アメリカの発言力が強くなる、ということができます。
上述のように、すごく「マクロ」に見た場合、「TPP」には参加すべきである、と無風凧は考えます。皆様は如何お考えでしょうか?
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