イノベーターの分類(7)
今日の話。
或る大先輩と「イノベーターとは」の話をしていました、、、国政レベルで何を考えるか、です。日本に「イノベーターが求められている」ことは、新聞など読んでいても、よくわかることです。
その方との議論の結論(?)。シュンペーターのイノベーションの5つの分類にも、無風凧のイノベーターの4つの分類にもない、しかし一刀両断の分類、しました。
「現在、0の市場を1にする」
この「分類」はすごいです。
簡単にいえば。
まったく想定ユーザは自分一人かもしれない。だから、市場規模なんて分からない。まして、Accesible Marketなんて予測もできない。でも、「そういう需要は必ずある」と信じて猪突猛進する、原動力を持っている人を、イノベーターと呼ぶ。
明快ですね。無風凧、完全脱帽しました。
この視点に立つと、今のイノベーター政策や、VCが「イノベーション」と思っているものは、すべてと言ってよいほど、除外されます。 民衆の「Wants」を探し出して、Seedsとする、、、この方法では、「0の市場」では無くて、「作る前に市場が存在する」から。これは、イノベーターとは呼ばない、、、区別をもう少し明確にする必要はありますが、新しいイノベーターの定義として、無風凧も採用していきたいと思います。
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