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ノーベル賞辞退(ランキングについて考える69)

今年のノーベル文学賞は、ロックンローラーのB.ディラン氏に決定しました。しかし、決定後一週間近くたって、文学賞決定の連絡を財団側がしようとしても、ディラン氏に連絡が付かないそうです。なぜでしょうね?

大隅先生(今年のノーベル医学賞)を始めとして、日本人で辞退した人はいません、、、ということで、ググってみても、過去にノーベル賞を辞退した方は4名だけだそうです。そのうち2名は「政治的圧力」による辞退ですから、実質の辞退者は、過去において哲学者サルトルの文学賞辞退と、レ・ドク・トの平和賞辞退の2名だけです。ディランが辞退するとしたら、3人目、ということになります。(出典は Nevermatome )

辞退理由をランキング理論的に考えると、サルトルはとてもよく理解できます。「哲学者サルトル」から「ノーベル文学賞サルトル」になるのを嫌ったと言います。サルトルにとって、
ノーベル > サルトル
というランキングになるのが嫌だった、ということが出来ます。

平和賞のレ・ドク・トは、「まだベトナムに平和は来ていない」が辞退理由です。 これは、より高みを目指すという意味で、自分自身への「発奮材料」という位置づけが強いのかもしれません。いずれにしても、「ノーベル賞が最高の賞」だとレが考えていたとするなら、まだその域に達していないのに受賞することは、自分自身許せなかったのでしょう。事実、1973年のパリ協定に対して1973年に平和賞受賞は、速すぎるというか、まだ「真の平和は来ていない」と感じるに余りあります。

ディラン氏は、、、なぜ連絡を取ろうとしないのでしょうか? やはり辞退のため?

無風凧が考えるに、「ディランはランキング人ではないから」。かれは、反戦・時代の代弁者的な作品が多いのですが、実際はそれらを否定しています。もっと言えば、「自分の世界を持っている人」で「その世界に住んでいたい」のように思います。仏教でいえば「覚りを得ている」。色即是空空即是色ではないですが、否定も肯定もなく、辞退でもなく受賞でもなく、ただただ、中道を行く。

少し、買いかぶりすぎのような気もしますが、、、ランキング人ではない人の例、を考えることが出来たことは、無風凧にとってとても大きな収穫でした。

# 読者の皆様には、判り難い文章になってしまい、申し訳ありません。

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