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楽譜のエディション(好きな音楽2016年10月)

無風凧は楽譜を見ることがとても大好き。このブログでも、何度か「楽譜」の話をしてきました。今回は、出版社と楽譜の話。

同じ曲でも、複数の出版社が楽譜を出しています。有名な出版社、日本国内なら全音楽譜出版社や、日本楽譜出版社、春秋社などがあげられるでしょうし、海外なら、ブライトコフ、ペーター、リコルディ、、、なんてクラシックファンならだれでも知っている出版社だと思います。

そして、、、出版社によって、楽譜は「微妙に異なる」こともご存知でしょう。校訂する方によって、異なります。

ピアノの初心者が必ず弾くブルクミュラーの「アラベスク」で例を取ってみましょう。12~17,小節目。音でいえば、「みーしどーらみーしどーららーみふぁーみ」の右手を見てみます。

出版社「シャーマー」の楽譜では、
  「みーし」「どーら」「みーし」「どーら」「らーみ」「ふぁーみ」
と1小節毎にスラーがついていますが、ペーター版では
 「みーしどーら」「みーしどーら」「らーみふぁーみ」
のように2小節単位でスラーが付いています。

皆さん、「自分が弾くときはどちらで弾くだろう?」って思いませんか?そして、楽しい、って思いませんか?

こういう「楽譜の違い気づき」って、普段はなかなかありません。だって、楽譜は高いから複数の出版社の同一曲を買って見比べることは無いですからね。でも、、、一度気が付いてしまうと、幾つもの楽譜の見比べが楽しくなります。

皆さんも一度、見比べてみませんか?

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