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The American President

今回の「経営入門以前」は、ちょっと息抜きの意味も込めて「The American President」という映画をおススメします。ネタバレになりますから、映画を先に見てから、下記を読むことをお勧めします。

マイケル=ダグラス主人公のこの映画、基本はラブストーリーですが、”Topに立つ者”として大切なことの幾つかを、Case込みで教えてくれます。そして、マスコミや国民(選挙民)のあるべき姿、についても幾つも考えさせられます。舛添前都知事の辞職や、今回都知事選での自民党惨敗も、この映画をきちんと見ていたら、、、起こらなかったのではないか、と思っています。(勿論、基本的なことばかりですから、選挙参謀の人は知っていることと思います)

話の一つの流れは、現役大統領(先妻に先立たれた独身)が、ガールフレンドを作ったことにより、支持率が下がる、というものです。マスゴミは、ガールフレンドが出来たこと、を盛んに報道します、、、これって、「公私混同」ではないですかね?勿論、マスゴミの。公人はプライベートが無い、というのもうなづけますが、ガールフレンドが出来たから報道され、それが元で指示が下がる、というのは、何かおかしい気がします。

ライバル候補との中傷合戦には参戦しない、というマイケル=ダグラスの態度は、ある意味では見習うべき点があります。往々にして、中傷合戦は非生産的です。。。ただし、選挙に勝つための戦略、として必要になることもあるでしょう。これは、組織の経営者にも言えることです。

その上で、「公私の線引き」がどこにあるのか、、、舛添前都知事の時にも取りざたされましたが、この映画でもう一度考えてみることは良いことです。無風凧的には、公の中に内包される私がある、と考えています。

その他、マーティン・シーンは、側近(大統領補佐官)がどのように振る舞うべきか、のお手本を見せてくれていますし、M.K.フォックスは、一般的な戦略立案の際の「部下」のふるまいを見せてくれて、これにトップはどう対応するのか、、、という視点で見れば、とても示唆的です。

最後に、無風凧が大好きなフレーズが一つ。一般教書演説に行く、大統領に、

A.べニング:”Shoud I Stay Here?”(私はここに?)
Mダグラス:”Work With Me.”(一緒に)。

括弧内は、映画の字幕です。この日本語と英語のミスマッチが大好きです。Go with me ではなく、 Workです。 英語のWork の語源的意味を考えると、この一言は、Proposeの言葉に匹敵するな、とも思えるほどの一言なんですが、、、

みなさま、是非一度ご覧ください。

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