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時間はどこで生まれるのか

久しぶりに書評(笑)。

橋元淳一郎著: 時間はどこで生まれるのか(講談社新書)。
時間、って非常に不思議です。何が不思議かって? 無風凧にとっては、ニュートン方程式は時間対称なのに、現実の世界は時間非対称。対称から非対称への変換はどこで起きるのだろう?、、、大学2年の時に、初めて「物理現象のシミュレーション」を行ったときに感じた疑問でした。
その不思議に対する、一つの回答を与えてくれているのが本書。それも、「物理的な内容を殆ど数式を使わずに」説明しています。時間に対して「不思議」を思っているかは勿論、理科系の方で、「数式を使わずに物理現象を説明する」必要がある方は、この本は一つの参考になるかと思います。
さて、大切なのは内容。
「時間」という言葉を、「意思(生物の意思)」という言葉に置き換えた内容です。意思が無ければ時間が無い、、、というのは、「我思う、ゆえに我あり」と同じで、「生物が生存の意思をもつ、ゆえに生物が時間を感じる」とでもいえばよいでしょうか。
純粋な物理学者としては、例えば「破壊」の前後の非可逆も説明してほしいのですが、すべて、「生物の意思」ありきの議論です。これを受け入れることができるなら、、、とても分かりやすい。でも、上述のように「純粋な物理現象」にも「時間」は存在すると思うのですが、、、
これ以上は、是非、本を読んでください。いずれにしても、久しぶりに面白い本を読みました。

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