羽生四冠参戦!
日本将棋連盟の発表によると、第二期叡王戦に、羽生善治四冠が参戦するとのこと(コチラ 参照)。叡王戦に参加する、、、ということは、叡王になった場合には「コンピュータと戦う」ことを意味しています。つまり、羽生四冠と将棋ソフトが対戦する可能性が出てきました。
現在、最も強い棋士は誰か、という議論をする場合、レーティングは一つの良い指標です。羽生四冠は、現在プロ棋士のレーティングで第一位です(コチラ , コチラ 参照、、、但し、上記は時々刻々変化します。少し古いですが、変化ないものとしては、コチラ 参照)。
レーティングを信じる限りにおいて、羽生四冠は、棋士の中で最強です。
その羽生四冠とコンピュータが対戦する、という可能性が出てきたのですから、無風凧としても興味津々です。今年の3月、もう時間の問題で人間がコンピュータの軍門に下ることは確実と覚悟していますが(コチラ 参照)、さて、今いまは、とあきらめ悪く考えています。
第一回電脳戦でコンピュータと戦った山崎八段のプロ棋士レーティングも決して低くはなく、トップ20に入るほどです。その山崎八段に二連勝した今のコンピュータは、残念ながら山崎八段と同等もしくはそれ以上、と言えそうです。山崎八段(と同じレベル)の棋士(レーティングで100点ほど差がある)と、羽生四冠が対局して、羽生四冠の勝率は7割くらい、でしょうか。とすると、人間最強の羽生四冠が対戦しても、3割以上は負ける、、、ということが推論できます。言い換えると、「羽生四冠が二連勝する確率は、半分以下」。
人間同士の対局の場合は、相性、という問題もあるのですが、コンピュータは「苦手意識」なんてありませんから、番外戦術も使えない(所謂 羽生にらみ が効かない)。
と考えていくと、、、やはりちょっと悔しい気がしてきます。頑張れ!羽生四冠。
# 注: 羽生四冠とコンピュータの対戦が実現するとしても、2017年の話です。それまでに、コンピュータは今よりももっと高性能になるでしょう、、、
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