イギリスはEU離脱するか?(ランキングについて考える63)
今週の木曜日23日。イギリスの「EU参加継続or離脱」の国民投票が行われます。
色々な経緯があり、そして結果に対する憶測もありますが、ここでは「ランキング」の視点でこの問題を整理してみましょう。
ランキングの特徴の中で、人はランキング上位に居たいと思う、というものがあります。よりランクの高い大学、企業、病院、、、レストランまで、ランキングの高いところに行こうとする(居ようとする、入ろうとする)傾向があります。
EU参加に賛成の方のランキング的な解釈は、簡単にいえば、「EU圏でアメリカと対等に勝負する(ランキング1位を目指す)」という意見なわけです。反対に離脱派の方は、「今のEUの仕組みの中では、EUの中でイギリスは一番ではない」という意見と大雑把に括ることができます。イギリスは、かつては世界の覇者(つまりランキング1位)でした。今の国民にも、まだその意識が強く残っているのでしょう。
そのように解釈すると、「ローカル一番を目指すグループ」と「寄らば大樹の陰、的な一番を目指すグループ」に分かれている、と分類できると考えています。
この構造は、、、就職活動において「ベンチャー志向(起業志向)」の学生と「大企業志向」の学生にアナロジーできると考えています。
どちらが、その学生にとって良い人生になるのか、神のみぞ知る、ではあります。と同様にイギリスのEU残留or離脱のどちらがより良いイギリスの未来をもたらすのか、結果は22世紀以降の歴史学者に任せましょう。
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