公私のケジメ2
前回の続き。
公私のケジメ(線引き)で難しい点は、「公私のケジメは、人によって判断基準が異なる」点です。それを指摘したうえで、公職についている方やいわゆる「有名人」に対して、マスゴミが「厳しい線を引く」ことを加えます。
そもそも公私の線引きは、「個人」ではなく「世間様」がするもののようです。だから、指摘される。自分が「線引きを付けている」その線は、あくまで自分の視点。でも、非難するのは「他人の線」でされるわけです。そういう意味では、「他人の線を認めた」時点で、公私混同していた、となりますし、あくまで認めないなら、「世間様の線」を変えるように努力するしかないわけです。
旧来の日本では、「世間様」の目を考えて、少し「厳しめ」に線を引く方が多かったようですが、最近は欧米化が進み、「ルール(規程)」の解釈論に発展しがちのようです。ここで要注意なのは、「法律などの規程による線引きも、画一ではなく、判例には従うもののげんそくは都度判断される」ということ。つまり、「以前の判例では大丈夫だったハズ」という主張は受け入れられにくい。
そしてそれ以上に厄介なのは「マスゴミ」。視聴率を上げるためには、、、一般的には批判的であったほうが良いわけで、その意味では、どんどん「厳しい線」を引いてきます。でも、「視聴率が稼げる=露出価値がある」有名人の場合は、商品価値を下げないようにすることもあり、その場合は「線が緩くなる」ことになります。
公私のケジメ2では、なぜけじめをつけるのが難しいのか、について論じてみました。
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