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東京地裁平成27年4月15日判決平成26(ワ)24391号損害賠償請求事件

昨年、非常に”画期的な判決”がなされました。

それは、「東京地裁平成27年4月15日判決平成26(ワ)24391号損害賠償請求事件 (コチラ 参照) 」です。

ここでなされている判決の概要は、

フリーサイトからの写真を使っても、写真の著作権者が(別にいて)著作権を主張すれば、損害賠償請求される、

というもの。簡単にいえば、無風凧が使っている色々なフリーサイトからの写真ですが、もし、そのサイトが正当な著作権を持っていない場合は、無風凧に損害賠償の請求がくる、ということです。

この判決は、無風凧には由々しき問題です、、、というのも、無風凧はフリーサイトの写真を使っているからです。そこで、今回は、上記判例に対する無風凧の疑問を呈したいと思います。

それは、善管注意義務と慣例の課題。

あるフリーサイトに掲示されている写真は、特記が無い場合は慣例として「そのサイトに著作権がある」と思うでしょう。、、、、(甲)

また、実際はそのフリーサイト(以下サイトA)に当該写真の著作権が無い場合には、「サイトAが著作権法違反」をして公開しているのであって、「サイトAを利用するユーザーは”フリーサイトである”という確認をしている、つまり、注意義務は満たしている」と考えるのが常道ではないでしょうか? (乙)

類似のケースとして、盗品販売の場合を考えましょう。中古販売店が”盗品と知らず”に中古品として販売、その後商品が盗品だった場合には、中古販売店は責任を負わずに、最終購入者は、「そのままお返し」しなくてはなりません。これは、「中古販売店が盗品と知らない」ことが条件です。。。(丙)

では、フリーサイト写真の場合。「フリーサイトに載せる」という行為をする段階で、フリーサイトの運営者は当該写真が「自分に著作権があるかないか」は判っているわけです。もっと言えば、自分に著作権が無い載せた時点で「盗品であることを知っている」訳ですね(著作権法違反)。

その写真をフリーサイト経由で使ったユーザーは、上記「甲」に示されているように、そのサイトに著作権があることを少なくとも善管注意義務の範囲では「確認して」使っているにも関わらず(乙)、最終ユーザーが責を負うというのは、盗品販売の例(丙)と矛盾をきたしているわけです。

この矛盾は、無風凧にとっては大きな疑問です。どなたか、ご教示いただけませんか?

少し回りくどい書き方になりましたが、、、どの”フリーサイトから使っているのかを明示している写真に関しては、著作権侵害にあたらない、というのが無風凧の主張です。

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