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上限(総量)を把握する。

久しぶりの経営入門以前、です。今回は、最近盛り上がっている待機児童問題を例に、考えてみます。

経営資源には、上限(総量)があります。その資源は、「何かに使えば、他では使えない」のは、当たり前のこと。例えば。

待機児童問題の中で、3月末に政府が出した
「保育士一人あたり、5人以下の保育数の施設は6人にしてほしい」
「保育の質は下げない」
というものを例に考えてみましょう。

保育士Aが、5人の子供を預かっているとします。この場合、子供一人に対する時間は12分。

これを6人の子供の面倒を見るとすると、一人当たり10分になります。これは、端的に考えれば、子供一人当たりに費やす時間が2分短くなりますから、「保育の質は下がる」と言う方が、世のパパママには分かりやすいです。これを「下げない」ということは、、、どういう箏なんでしょうね?

再掲になりますが、「子供一人に相対する時間=保育の質」という前提に立った時は、保育士一人一時間当たりの「質の総量(上限)は60分」という数字に置き換えられ、その60分の”分配問題”になります。(政府の発表では、この部分の解決策は示されていないように思います )。

あまりに簡単な事で、ここに書くのも恥ずかしいくらい。でも、基本中の基本だから今一度、確認しておきたいと思いました。

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