価値
学会前で頭が活性化して、、、もしくは発表に対する現実逃避で、、、急に書きたくなった、「経営入門以前」。今回は前々からの宿題である「価値」についてちょっと違った視点を考えてみたいと思います。(「価値と価格」参照)
貴方が起業する場合。絶対に必要なのは「世の中に対する価値」です。「楽しい」「嬉しい」「美味しい」「便利」。。。など、すべて何らかの「価値」があると言えます。起業する場合、、、じつが企業でなくても須らくすべての社会活動は、、、「価値がある」ことが求められます。
では、価値を計る物差しは「価格」でしょうか? このあたりから、経営入門です。価値=価格、価値≠価格。どちらの立場でも構いません。起業の際にはこれをきちんと「分る」必要があります。
企業というシステムを第二世代システム論的に考えるなら、入力(投資)に対する出力(利益)という形で考えられます。出力を「笑顔(感謝される)」に置き換えればボランティア。でもこれだけではないと思うのです。
ここで登場するのは、第三世代システム論的な思考。いわゆる「オートポイエーシス」なシステム。自己生産システムと呼ばれることもあります。自己複製の間に「副産物」があるのでがオートポイエーシスの特徴。その意味では、「何らかの価値が広まれば、副産物としてマネタイズできる」というは、まさにオートポイエーシスです。facebookだってyoutubeだって、最初から金銭的な利益を求めていたわけではないのです。
これから起業する方は、是非この第三世代システム論的な考え方で、「価値=自分の提供する何らかの価値」をひろめること、に邁進してほしいな、と思うのです。
ちなみに、、、今の日本のヴェンチャーキャピタリストは、第二世代システム論的に、「投資」に対する「リターン」の「見込み」を投資の重要項目に挙げています。、、、ということは、価値主導の起業は、日本では難しいのかもしれあせん。
いえ、だからこそ、価値主導の起業にチャレンジしてほしいと思うのです。
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