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分析ツール/プレゼンツール

SWAT分析、と聞いて、何かわからない経営者は居ないと思います。SWAT分析は、経営を「科学的」に行おうとする場合に、まず最初に習うものの一つと言えるでしょう。

SWAT分析が優れている点は幾つもあると思います。でも、無風凧は、

「SWAT分析の使い方」をほとんどの人が「知っている(つもり、も含めて)」

ことだと思っています。つまり、共通に近い。だから、コンサルティングの方が現状分析する場合も、そのプレゼンテーションにSWATを使うわけです。言い換えれば、「分かった気にさせる」ことができます。

でも。

実際にSWATを使いこなすのは、非常に難しい。特に、初心者や「分かったつもり」の方が背伸びして使うと、最終的に「ミスリード」してしまうことがあります。また、表現できることの限界をきちんと理解しておく必要があります。表を見ての「独自解釈」は、厳に慎むべきです。生兵法は大怪我のもと、というのはビジネス分析においても正と言えます。

さてここからが本題。

あるVCで、クライアントに対して「自分のところに来る前に、ビジネスモデルキャンバス(以下BMC)にまとめて資料をメールして下さい」

BMCは悪いツールではないと思いますが、幾つも不備が指摘できます。端的には、BMCで表現できるビジネスモデルに限られます。BMCで表現できないものに対しては無力なわけです。

そのようなBMCであるにも関わらず、そのVCは、必ずBMCを書かせます。BMCを見た瞬間に大半が落とされるのだとか。なにか新しい概念を導入したビジネスモデルを思いついても、BMCで表現することが難しいから採用されず、というような悲しいことが起きうるわけです。

上記の理由だけでも、BMCを使う価値は低いのではないか、と思います。皆様、如何でしょうか?

上記まとめて。
BMCに限らず分析ツール/プレゼンツールは、都度最適なものを考える、というのが肝要でしょう。

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