動機としての給与
先日。久し振りに「大変残念な発言」を聞いてしまいました。今日は、その話を書きます。
その方(以下では「Aさん」とします)は、ある組織のマネジャーを引き受けています。Aさんは、その組織が行う業務の「社会的意義」に共感して、マネジャーを引き受けました。そして、2年近く、経っていたそうです。
先日、Aさんはその組織のトップに呼ばれて、ある業務(プロジェクト)をまとめてくれないかという打診を受けたそうです。そして内容を聞いて、、、Aさんには「納得できない」部分があったのです。それで、Aさんは、「このお話はお断りします」と回答しました。
すると。そのトップは
「幾らだったらやってくれるの?。」
Aさんは、「お金の問題ではないので」、とお断りしたそうです。するとさらに加えて、
「○○○万くらい出すから、やってよ。」
Aさんは、無風凧の所に「自分はこの組織に居続けてもよいものだろうか?」と相談に来ました。
無風凧が言いたいことはわかってくれたでしょうか? 給与Up(労働対価Up)は、もちろん業務を行う上でのMotivation の一つです。しかし、それがすべてではない。Aさんにしてみれば、給与より大切な「こだわり」があったのでしょう。
経営者は。
給与だけで従業員のMotivationUpができると思ってはいけません。それどころか、無風凧的には「Goalの共有(こだわりの共有)」こそが、Motivationの源泉だと思っています。
経営者の皆様、、、特に、従業員の動きが今一つだな、と思っているときには、給与以外のMotivation を考えて、提供してみてはいかがでしょうか?
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