平等(公平)
久しぶりの「経営入門以前」です。今回のテーマは「平等」。 とくに「給与分配の平等」を例に話をしてみたいと思います。
たとえば、「2人に給与を平等に分配する」というとき。同じ金額を支払うことが本当に平等でしょうか? セールスマンのAさんとBさん。Aさんは、バリバリのセールスマンで10個の売り上げ。Bさんは口下手で1個しか売れなかった。こんな場合でも同額が平等だと思いますか?
きっと、、、「成果報酬」という単語を知っている方なら、「給与を10対1にすると平等だ」という方もいるかもしれません。
でも。Bさんは、今までに長年勤めてきた30年選手。Aさんは、今年の新人。その場合に、給与を10対1にするだけの勇気が、経営者のあなたにありますか?できないとすると、どこかで「平等(公平)で無い」と思うからでしょう。
「10対1にはできないけど、3対2くらいならできるかもしれない」という方はいらっしゃるかもしれません。では、その方に伺います。たとえば「3:2ならで平等で、2:1なら平等でない」と思うのはなぜ?
経営者として、平等や公平は常に留意しておかなくてはなりませんし、考えるだけではなく、施策を持っておかねばなりません。今回は、給与の分配を例に、平等や公平を考える問題提起で終わりにします。次回は、サービスの平等(公平)についての問題提起をしてみたいと思います。
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