« 翻訳教室の応募。 | トップページ | 二度目だね。。。 »

縦メディア横メディア

一昔前に、30㎝メディアとか3mメディアとかいう言い方があったのを覚えていますか? 30㎝メディアとは、顔から30㎝離して使うメディアで、当初はPCをさしていました。同様に、3mメディアは3m離れて使うメディアでTVを指していました。 言い換えですが、前30度メディアとか後ろ30度メディアという言い方もあります。 前30度メディアとは「集中して見る」もの、後ろ30度はリラックスして見るもので、やはりPCとTVを指していました。

タブレットやスマートフォンが出てきて、30㎝メディア(前30度メディア)で、娯楽番組や映画を見ることも増えてきました。 なので、、、集中して見るもの、リラックスして見るものの両方を前30度メディアが担っているように思います。

ところで、ちょっと質問。 みなさんがiPad等タブレット端末でメールを見るときは、縦画面ですか?横画面ですか?縦で使っている方が多いのではないでしょうか? LINEを使う場合も同様でしょう。横画面を使うのは、写真や映画を見たり、娯楽系に限られているのではないかと思います。 電車等で使っている方を観察しても、大体この傾向は外れません。

さて。先日、「4:3のPCを使うと作文効率が上がった」という記事を書きました(コチラ参照)。 その時は、「慣れ」の問題だと思っていたのですが、上記タブレットの使用状況に鑑みると、違った仮説が浮かび上がります。

縦メディアは、論理的は思考を行う場合。
横メディアは、感性的な情報や娯楽を楽しむ場合。

たとえば、書籍は洋の東西を問わずに縦長ですし、映画や芝居は横長です。写真も、証明写真は縦長ですが、風景写真は横長。 このように、縦メディアと横メディアという切り分けは、少なくとも現代日本人には存在するように思います。 縦メディア横メディアの視点で考えれば、より縦メディアに近い4:3PCの方が、効率的であるということに違和感がなくなります。

縦メディア横メディア。
もしかしたら、これからの視覚系Interfaceデザインの基本になる仮説かもしれません。

|

« 翻訳教室の応募。 | トップページ | 二度目だね。。。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 翻訳教室の応募。 | トップページ | 二度目だね。。。 »