最近、青空文庫付いている無風凧(コチラ 参照)。読書量も必然的に増えています。
なぜ、青空文庫?と言われると、、、やはり「無料」、そして「買いに行かなくても読める」という手軽さ、加えて片手でページめくりができるという便利さでしょうか。安く本が手に入る、という意味ではBook Offにもよく出没するのですが、最近は随分回数が減っているように思っています。
このように青空文庫付いている無風凧ですが、今回は、やっぱり神保町の古本屋巡りは楽しい、って話です。
昨日。久しぶりに神田神保町の古本街を2時間ほど歩きました。こんなにゆっくり回ったのはいつ以来振りだろう?というくらい、ゆっくり回って、古本屋巡りを堪能しました。電子書籍ともBookOffとも違う、楽しさがありました。何が違うんでしょうね。古瀬戸(ちょっと有名なコーヒーギャラリー)で戦利品を片手にランチを摂りながら考えました。
本屋に「並んでいて、手に取って眺めることができる」のは、電子書籍ではできない楽しみです。この楽しみは、辞書で単語を調べているときに、ついつい「違う単語」が目に留まってそちらを読んでいるうちに違う単語が気になって調べたりして、なかなか「元の単語」に戻れないけど、やっぱり楽しい、というような楽しみと同根のような気がします。
でも、それだけではないでしょう。神田の古本屋って、あまり多きな古本屋は存在していない。各々、特色を出しながら結構ニッチな品ぞろえのお店が多い。だから、お店に入った瞬間から「興味のある本率」が高いんです。これは、Book Offではまねできない。
それに、自分の興味のある分野って、知っている本が多かったりして、「懐かしさ」を感じることが多い。それも、「自分の時代に戻って」というのが重要。この点は新本の本屋では無理な相談。いくら自分が読んだことのある本でも、装丁が変わっていたりして、「見た目」が違うと、なんとなく「よそよそしさ」を感じるものです。自分が読んだものと「同じ」版の本を見つけると、ついつい手に取ってみています。その上で、「昔読もうと思っていたけど読まなかった本」など手にした日には、、、「積読」になることはわかっていても、財布の紐が緩くなります。
それだけではなくて。自分が知らなかった本が「ひょっこり」顔を出してきます。昨日は、W.ギーゼキングの「ピアノとともに(白水社、1968年)」なんていう本を見つけてしまいました。ギーゼキングは、無風凧が大好きなピアニストの一人。でも、こんな本を出していたなんて、知りませんでした。即購入、150円。今、Amazonで調べたら、2006年に再版されているのを発見しましたが(3024円)、無風凧は1968年の書籍で大満足。
こんな出会いがあるので、古本屋巡りはやめられそうにありません。今度はいつ行けるかなあ、、、
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