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王道と覇道

「学問に王道無し」は、言い古された言葉で、無風凧もその通りだと思います(例えば コチラ 参照)。

でも。ビジネスには、王道と覇道があるのだな、と感じることが多くあります。特に、起業時に「王道」と「覇道」の違いを理解して経営するならば、その企業は必ず成功する、と感じることが多くありますし、王道を歩むべき時に覇道を進むと、その企業は没落するのではないか、と感じています。

生き馬の眼を抜くビジネス界、騙し騙され、、、とまでは言わないまでも、出し抜いたり法律ぎりぎりを狙って、、、ということは良くあることでしょう。また、背に腹を替えられず「名より実を取る」という事も多い。この「名より実を取る」は、無風凧的には覇道のように考えています。

昔、ソニーの盛田さんが、アメリカにトランジスタを売り込みに行ったときのエピソードを読んだことがあります。OEM供給を持ち掛けられたが、SONYの名前を出すことができない、という理由で断ってしまったとか。人は死して名を残す、ではないですが、王道には「名=ブランド」がついてくると考えます。

王道を選択すべき時に王道を選択する。今の言葉でいえば、コンプライアンスやCSR,社会貢献、、、などを大切にする、と言い換えても良いかもしれません。中国なら「徳」の一時で表される事かもしれませんが、このような企業が大きくなるのだと思っています。

最近の、特に日本の企業、特に大企業は、王道を選ぶべき時に選べていない。否、常に覇道を選ぶべし、という企業も多いように感じます。学問的な裏付けはありませんが、日本のモノ作りがうまくいかなくなった原因の一つが、こういうところにあるのではないか、と直感しています。

もちろん、大企業であってもチャレンジャーとしての「覇道」を選ばなくてはならない時がある事は重々承知しています。しかし、ノブレス・オブリージュ(高貴なるものは義務を負う)ではないですが、その気概を忘れないでいてほしい、と考えています。

(判りにくい文章です、、、作文が下手になったような気がします。悲しい。)

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