ご馳走(まこもだけ)
最近、「まこもだけ(真菰筍)」なる食材がブームになりつつ、らしい。無風凧は全く知らない食材です。今夕の打ち合わせ時に、先輩がこのまこもだけを全員分、お土産として用意してくれました。
ところで、この打ち合わせは、ほぼ毎月一回、鎌倉のレストランで行われています。グラーノという、知る人ぞ知る隠れ家的な名店です(コチラ 参照)。シェフも「料理したことは無いのですが、美味しいそうですね」とおっしゃっていました。すごく珍しいものなんだ、と思っていました。
メインディッシュが出て来てサプライズ。なんと、友人がグラーノさんへのお土産としたまこもだけを、付け合わせとして料理して饗してくれたのです。軽く湯掻いて、オリーブオイルでソテー、という感じのシンプルな料理ですが、素材の味がとても良く分かります。其れより何より、初めての食材を、その場で料理して出すというシェフの才能とサービスに、無風凧は脱帽。
元来、ごちそうさま、という時の「馳走」とは、食事を提供する為に、走り回って準備する、というホスピタリティを表した言葉だったと記憶しています。その意味では、食材を提供してくれた友人も、わざわざ入手してお土産にしてくれたのだから馳走ですし、グラーノのシェフは、頭の中を知恵が走り回って出来た逸品、と言ういみでやはり馳走。
久し振りに、「ご馳走」を堪能しました。ご馳走様でした。
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