縦書きの楽譜
日本キーボード音楽学会、という学会を聴講してきました。元来「真理追求型研究者」です(コチラ 参照)。学会に参加すると「血が騒ぎ」ます。(以下は、発表内容をご存じない方にはわかりにくいと思います。。。ごめんなさい)。
いろいろな発表があった中で、特筆は「縦書き楽譜の教育効果。縦書き楽譜自体は、「声明」や和楽器の楽譜などで珍しくないし、音に番号を付けることは日本では大正琴でやっています。なので、初めてのことではないのですけど。
阿方先生のご発表(経過のDVDあり)では、ソルフェージュも聴音もしたことのない学生が、1時間で「エリーゼのために」を弾けるようになる(もちろんキーボードで)!耳から入って、縦書きの譜面を見て、、、きっと、いろいろなノウハウがあるのでしょうけど、素晴らしい成果だと思います。それも、一人二人ではない。クラスのほぼ全員。
縦書きの楽譜は、ピアノ(キーボード)の鍵盤と「相対位置が一致する」というメリットがあります。ただ、この「相対位置が一致する」というメリット以上に、「何かある」と直感します。それは、縦書き文化に生きてきた「日本人」の特性なのか(コチラ も参照ください)、音の長さが直感的に理解できるようになっているからなのか、、、、何かはわかりませんけど。(それを知りたい、と思ってしまいます、、、何ができるかわかりませんが)。
無風凧は、楽譜、を見ることが大好きです。良い楽譜は、見るだけで「美しい」と思います。阿方先生の提示してくれた楽譜は、縦書きであっても、「美しさ」を感じさせてくれました。今後のご研究が楽しみです。
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