一番大切な経営資源
つい先日。友人のコンサルタントから電話があり、その雑談の中から(口語のままで書くとわかりにくいので、要点をまとめて書いていきます)。
「経営資源の中で順位付けするとしたら、何が一番大切ですか?」
これは、非常に難しい問題です。経営資産って何?ということから論じることになるでしょうから。でも、電話の流れに沿って、ここでは経営資産を取り急ぎ、人、モノ(商材)、金、の3つに限定しましょう。
人がいなければ、モノを作れない。
モノがなければ、売り上げを立てることができない。
売り上げがなければ、人を雇えない
となれば、三すくみ(三竦)ですね。だから、どれが一番大切か、とは言えないわけです。
# 「三すくみ」は、「じゃんけん」の例で考えるとわかりやすいでしょう。お互いに勝と負があり、どれが一番かは決まらない。
でも。ここで少し視点を変えてみます。あなたが企業したい!と思った時に、何をしますか?無風凧の経験の範囲では、お金集め と モノつくり が、チキン&エッグの関係になります。つまり、人 が モノとお金をいかに生み出すか、を考えるのがトリガーです。このように考えれば、(すこしコジツケではありますが)経営資源の中で最初にあるもの=根源=最も重要なものは、「人的資源」ということができるように思います。(論拠1)
この話をすると。
その友人は、違うことを言いました。
「会社はお金がなくても「借金経営」できるんだから、経営資源の中で一番順位低いんだ(大爆笑)」(論拠2)
うーみゅ。論拠1と論拠2が正しいという前提であれば、経営資源の順位はおのずと決まり、
人 > モノ > 金
の順番になります。 経営者の皆さん、如何でしょうか?企業で資金集めに走っていたころを思い出し、また、従業員の給料を払うために借金したことを思い出して、、、この順番、納得できるのではないでしょうか?
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