ビジネスイノベーション
久しぶりに。。。。コンサルネタ。
と言っても、実際にコンサルティングをしている現場の話ではなく、無風凧としての「ビジネスイノベーション」の考え方の整理です。一応、、、シュンペーターの「イノベーション5つの分類」などはよく理解している人向け、です。でも、ドラッカーの「7つの機会」は関係ありません(笑)
ビジネスイノベーションという言葉は、言い古されているようですが、人によって意味が違っていて、話をしていて「この人はこんな意味で使っているんだ」という さぐり を入れないとコミュニケーションエラーを起こすことが多い言葉です。
無風凧は。
ビジネスイノベーションという場合には、「ビジネス」という言葉をかなり狭義に使っています。
「金流・物流・情報流の総体がビジネス」だという定義です(あくまで、「ビジネスイノベーション」というときの「ビジネス」の定義であって、普段「ビジネス」と単体でいうときの定義とは異なります)。
この、「金流、物流、情報流の総体」とは、、、ここでいう場合には、必ず「有向グラフ」で記述することができるものを指しています。グラフの言葉でいうなら、Nodeは経済主体であり、Edgeが流れを意味します。それらをまとめて「ビジネス」と呼びます。
そして、、、ビジネス・イノベーションは、今までとは違う形のグラフを書くこと、がビジネスイノベーションだと思っています。「Nodeの数を変える」もしくは「Nodeの機能を変える」ことが必要でしょうし、エッジを付ける/消すもあるでしょう。グラフの向きが逆になることもビジネスイノベーションですね。
その意味では。新しい購買層の獲得や、新しい地域の開拓、というのは、無風凧的にはビジネスイノベーションとは言いにくい。VoDで「PPV(Pay Per View)」から「月額固定」は、ある意味ではビジネスイノベーションだと思う。「ある意味で」と歯切れが悪いのは、Nodeの機能が変わるというよりは、「売り手」の機能の再構成に過ぎないから。
これに対して、OnLineShoppingは完全にビジネスイノベーション。というのは、金流が完全に変わったから。
このような視点でビジネスイノベーションをとらえると、、、意外と「ビジネスイノベーション」って少ないことに気が付きますし、また、ビジネスイノベーションに成功すると、ライフスタイルまで一新されることに、気が付きます。無風凧は、つねにこのレベルで「ビジネスイノベーション」を考えています。
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