IEの脆弱問題とセキュリティ意識
この一週間、、、季節外の嵐が吹き荒れた感じがあります。Internet Epxlorerのセキュリティ脆弱問題。
無風凧的には、数年に一度はセキュリティ問題が吹き荒れ、一般のユーザーに対して「情報保護の大切さ」を啓蒙してくれているように感じています。今回は、IPAや国防総省なども呼応して、かなり大きな嵐となりました。
この記事の陰に隠れて見えにくくなってしまいましたが、「IT初心者を狙った警告風の広告に注意」という記事がありました(コチラ 参照)。警告風広告、とは、「あなたのパソコンはウイルスにやられている可能性があります」というタイプのポップアップが出てくるもののこと。これをクリックすると、セキュリティソフト購入画面に導引されます。
セキュリティに中二的な反応をすると、「セキュリティソフトを入れればよい」となってしまうことは想像に難くありません。普段ですら「警告風広告」が掲示されればクリックして購入する方がいらっしゃるのに、この時期(ゼロデイ問題が出ている今)に出てしまえば、爆発的な売り上げにつながる可能性があります。
セキュリティソフトが不要、というつもりはありませんが、これらはあくまで広告。セキュリティに問題が生じたから出てきている「警告」ではありません。その意味では、ある種の詐欺です。これらが広告であること、をきちんと認識することも「セキュリティ意識の向上」の結果として身に着くべきなのでしょうけど、実際は難しいでしょうねえ、、、結果として、広告につられてしまう。
オレオレ詐欺(いささか古い表現、今は「母さん助けて詐欺」というらしい)よりも、社会問題になるかもしれません。みなさん、気を付けて下さい。
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