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就活指導(?)

この時期。

喫茶店で仕事をしていると、聴くともなしに聞こえてくるのが就活生と先輩の会話。希望の企業の話を聞く者、就活の心得を話す者、エントリーシートの添削をしてもらう者、、、色々聞こえてきて楽しい。企業の「リクルート担当」を自分の業務として行ったことは無いけど、組織コンサル(無風凧の博士論文は「経営組織論」に関する)の経験から言うと、それら先輩の指導(?)も、玉石混交な気がする。そんなアドヴァイスは聴かない方が良いぞ! と指導も少なくない。そういう話に限って盛り上がるから不思議だ。

そんな中。いくつかの傾向がみられるような気がする。あくまで無風凧の「経験」にすぎないけど、気が付いた点を書いてみようと思う。(就活生、及び先輩の一助になることが目的)。

大企業に勤めているな、と思う先輩、それも30歳以上くらいになってくると、自分の経験を「一般論」として話すようになってくる。ケースや実験結果を汎化して一般論にするのは学問の王道であるが、それは、充分沢山のデータがそろった場合。就活の面接経験なんてケースにすぎないのだから、あくまで経験談として話すべきだろうし、聴く方も十分注意して聞かなくてはならない。

エントリーシートを見てもらう場合。実は先輩の方が文章力が弱いな、と思う場合が多い。もしかしたら、それまでに何人もの先輩に訊いて推敲した結果を改めて見てもらっているからだろうか?文章に自信がない先輩は、そのあたり、素直に「感想述べるだけだからね」って割り切った方が良いように思いますよ。

それ以上に気になるのが、大学時代のエピソードのねつ造。佐村河内氏と新垣氏のゴーストライター問題では、佐村河内さんの「設計書(?)」に基づき新垣君が実際の作曲を行ったと言われているけど、大学時代のエピソードも、エントリーシート用に、「こういう経験は入れた方が良い」「こういう感想は必須だよね」「誰でも経験することだから消したら?」、、、企業が望むであろうエピソード という設計書をもとに、ある事ない事文章にしている。。。そして最後に「これ、模範解答だね」なんて握手。そんなエントリーシート、誰も読みたいと思ってないんですけどねえ、、、

就活生と先輩の会話は面白いので、その2 があるかも(笑)。。。

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