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何が民主主義なのか?

大阪市長の橋下氏が、またまた”お騒がせ発言”?

下記は、大阪市立大学学長選任に関する橋下大阪市長の発言です。

橋下市長は「僕の意見を反映させる。何の責任もないメンバーが1票を投じるなんてまかりならない。選挙で選ばれた市長が任命するのが民主主義だ」と話した。(毎日新聞8/9,12時34分配信より)

この発言、無風凧は背景を知らず、上記の配信記事しか読んでないのだけど、きっと「慰安婦問題発言」なみに、世の中を「お騒がせ」するだろうな、と予感します。

あくまで、上記記事しか読んでいないことを前提として。

発言中、「何の責任もないメンバーの一票」というのは、教職員による選挙を指しているのですが、凄いことです。というのも、平成23年度のデータによると大阪市立大学の収入の6割以上は、大学独自の収入です(附属病院や受託研究含む)。つまり、教職員の自助努力による収入ですね。この事実を前にして「何の責任もない」と言い切るのは、少し無理が大きいように思います。
(ちなみに、大阪市からの収入は、約3割です。株式会社でいうところの大株主として3割の投票権を持つ、というのなら、まだ納得できるように思います。ただ、これって市長が投票権を持つものなのか、大阪市議会がもつものなのか、、、などは別議論です)

次に、「選挙で選ばれた市長が任命するのが民主主義」というのもいかがでしょうか?この発言は、読みようによっては、「大阪市長は、大阪市における独裁者」 というようにも読めます。少し拡大解釈すると(かなり極端ですが)「大阪市営バスの時刻表は市長が決める」と言っていることと同じなわけです。その結果、「市長宅前」というバス停を作り、自分の都合に合わせた時刻表で運行させることもできるわけです、、、まあ、極端ですけどね。

もっとも、「任命」と言っているだけなので、決定は別のプロセスかもしれません。(総理大臣だって、国会で議決され天皇によって任命されます)。

朝日デジタルによると、違う発言があり、これも物議をかもしそうです。

「研究内容に政治がああだこうだと言うのは大学の自治の問題になるが、人事をやるのは当たり前の話だ」(朝日新聞デジタル 8月9日13時30分)

ところで、「大学の自治の原則」とは大辞林によれば、

「大学が学外の機関や政治勢力からの干渉を受けずに、教育・研究に関する事項を自主的に管理・運営するという原則。」

ここでいう管理・運営には大学の人事もふくまれると無風凧は解釈するのですが、上記橋下発言では、人事に関しては学外の機関、政治勢力からの干渉を是とする、となります。これは、大阪市立大学以外の大学関係者からも大きな反発を受けるのではないでしょうか?

今日は、橋下発言について、脊髄反射的にオピニオンを書いてしまいました。発言の背景などをきちんと調べずに、上記記事だけで書いてますので、誤解や曲解がある場合はごめんなさい。

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