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あえて企業の責任を問う(リスク管理)

アルバイトの悪ふざけ、が最近とどまるところを知りません。先日のYahooの記事によると、アルバイトの悪ふざけ写真で、人気ステーキハウスが閉店においこまれたとか(コチラ 参照)。このステーキ店では、当該アルバイトに対して、損害賠償の請求を検討しているとのことです。

このケースを、経営論的に考えてみましょう。

経営者は、アルバイトを雇います。良いアルバイト(常識的な行動ができるアルバイト)は、1200円。ふつうのアルバイト1000円。レベルの低いアルバイト850円とします。

ここで、良い、普通、低いは、

「1年間に、非常識な行動を起こす確率が、0%、1%、5%」(注)

としておきましょう。ここでいう問題とは、接客態度なども含みます。

経営者は、支出を抑えたいですから、少し問題を起こすかもしれないけど、850円のバイトを選んだとします。この際、「5%の問題を起こす可能性=リスク」に対する対策は取られていないことが多いのではないでしょうか?

言い換えれば、「安いアルバイトを使う」ことが内包している経営的な課題に対する備えをしていないわけです。そして、問題が起きたら、アルバイト従業員に損害賠償、、、経営者としてはちょっと稚拙だと思いませんか?

仮に、です。850円ではなく1200円のバイトだったとして。一日8時間、月10日として、一年間に支払う金額は
  350円 × 8 × 10 × 12 = 336,000円。
同様に10人雇っていたとしても、高々400万円も変わりません。一店舗つぶしてしまうことを考えたら、あまりに安いリスクヘッジだと思うのですが。。。

こう考えると、今回のステーキハウスの事例など、アルバイトの悪ふざけが社会問題になっている背景には、短期的な経営指標をのみを重視し、アルバイトの「質の向上」をお座成りにするに加え、リスクヘッジをしていない企業側の責任も大きくあるように思うのです。

注: 非常識な行動を起こす率の数字は、根拠のあるものではなく、仮にこういう指標で考えたら、という一例にすぎません。

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