好きな音楽2013年8月
無風凧は、音楽が好きである。その音楽(特にクラシック系)のオオモトには、楽譜がある。音楽が好きな無風凧は、楽譜を見るのも大好きだ。
先日、偶然に偶然が重なり、ショパンのファクシミリ(自筆譜の写真)を相当曲数、手に入れることができた。右はその一例で、Op10-3,通称「別れの曲」の一ページ目である。
無風凧は、Chopinはあまり好きな作曲家ではないのだけど、こうやって楽譜を見ていると自然と楽しくなってくる。
ところでこのファクシミリ譜、当然作曲者の著作権は失効している(ショパンは1849年没)。ということは、青空文庫と同様に曲に対する著作権だけではなく、自筆譜面自体には著作権は無い。つまり、著作権を適用するだけでは、このファクシミリ譜の著作権を守ることは難しいことになる。日本には「版面権」が存在していないため、ともいう事;ができるであろう。
しかし、このファクシミリ譜に 価値が無いか?というと、そんなことは無いし(むしろ、下手な解釈版よりも楽曲研究の立場では価値があると思う)、作成するのも相当コストがかかっている。これが 0円(つまりコピー)で広まってしまっては、ファクシミリ譜の製作者は可愛そうだ。どのような法体系にすればユーザーも制作側も幸せになれるのか、、、案が絵ところではある。
今月は、「好きな音楽」の根本にある「楽譜も好き」という話を緒に、徒然なるままに書き連ねました。
| 固定リンク
コメント