アベノリスク
昨日、都議会議員選挙が行われ、自民党の圧勝に終わりました。アベノミクス効果、でしょうか。。。
ところで。
前回の国政選挙で政権が民主党から自民党に代わりました。そのことは記憶に新しいと思うのですが、では、それによって、「具体的に」何が変わったのでしょうか?何も変わっていないのに、日経平均が上がり(今日はなぜか落ちていますけど)、景気が上向いたように感じられているだけではないでしょうか?
(もっとも、「景気」自身が経営者の「感じ」の統計だから、実態がないというのは正しいといえるのですけどね。)
無風凧が言いたいことは。
例えば、ある工場で、新しい設備が完成し、生産量を増やすことができるようになったからその会社の価値が上がった、というのであれば、「具体的に」変わったと考えられます。
経営者がAさんからBさんに変わった、というのは「人が変わった」と同時に」「期待感」があるかもしれませんが、「具体的には何も変わっていない」。Bさんが「僕は工場を作りたい」と言ったとしても、それはまだ「具体的」ではないわけです。この時点で「会社の株価が上がった」としたら、先物投資と同じです。つまり、リスクを抱えているわけです。
安倍首相が3本の矢をはじめとして、いろいろな施策をしていますが、それによって「実態」が何も動いていない今、日経平均向上やそれに伴う好景気は「先物投資」と同じリスクを抱えていると言えます。つまり、「安倍のリスク」です。
今回の都議選の結果は、このアベノリスクを実態と誤解したうえで成り立っているように感じます。無風凧としては、、、、「アベノミクスバブルがはじけるというリスクに、皆様早く備えてください」とだけ、申し上げておきます。
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