ピアノの音
たまたま、なのですが。
2週続けて、同じピアノ、同じホールの演奏会に足を運びました(前回はこちら 参照)。今回は、響の良い場所がわかっていますから、良い音を楽しむことができました。
さて。
「同じピアノなのに違う音がした」と書くと、みなさんどう思われますか?頷いてくださる方もたくさんいらっしゃるかもしれませんね。先週と今週では、もちろん演奏家も曲も異なります。だからでしょうか、同じピアノなのに、別物ののように感じます。別物のような響をしていながら、サステインペダルの制御の難しさは変わってないな、などと思ったりするわけですけど。
ところで、なぜ音が違うのでしょう?ピアノの音は猫が踊ってもピアニストが叩いても同じ音だ、という学者が昔居たそうですが、実際は全く異なります。物理的な表現をすれば、平均周波数は同じであっても、構成する正弦波の強度が異なる、ということになります。ほんのわずかな違いなのでしょうけど。
周波数解析をしたわけではないから、感覚的な話になりますが、先週のピアニストの音はなだらかなさざ波のような印象。時々、津波のような形になる。今日のピアニストは、綿あめのような感じ。
好きな音楽2013年4月(コチラ 参照) に書いたように、このさざ波が好きか綿あめが好きか、、、が、好きなピアニストかどうかを分けているような気がしますし、また、それら「音の構成(音の形)」は、そのピアニストの天性によるものなのだと考えています。曲想(スピードやニュアンスなど)は練習で変えることができると思いますが、出す音自信は変わらない、、、、言ってみれば、人によって声が違うのと同じように。
今日も、良い音楽ライフ を楽しむことができました。
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