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弱肉強食

自然界の絶対的法則として「弱肉強食」というルールがある。すべての「命」が生まれてから現在まで、この「弱肉強食」のルールに外れた命はなかったであろう。すべての「命」は弱肉強食というルールから逃れることはできない。

ビジネスの世界も弱肉強食だ、とよく言われる。この場合の「命」に相当するものは、簡単には 企業 だと思ってよい(まあ、社内の出世競争なども弱肉強食と言われるでしょうし、事業の選択と集中もある意味では弱肉強食と言えますが)。ただし企業の弱肉強食と、自然界の弱肉強食では圧倒的な違い がある。この 違い とは。

命題。
強者は、悪戯に弱者を捕食しない(お腹が一杯になっているライオンはシマウマを襲うことはない)。

自然界における弱肉強食というルールを定義する場合、この命題は最上位にくる一つの特徴である。しかるに、人間界(ビジネス)の弱肉強食はどうであろうか? 自分がより栄えるために、強者は弱者をつぶしていく。いま、利益が出ていても「より大きな利益を求めて弱者を捕食する」のである。

この一点がある限り、自然界の弱肉強食と人間界の弱肉強食を同一視することはできないと思うし、「弱肉強食」という言葉を使うことで 経営の本義をミスリード(誤誘導)しているように思っている。世の中の「コンサル」と呼ばれている方の大半は、この「弱肉強食」という言葉をうまく使って経営者のマインドコントロールしているのではないだろうか。

人間も、地球上に住む動物の一種である。動物としての「弱肉強食」を思い出し、悪戯に弱肉を食べないようなEthicsは作れないものだろうか?

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