ランキングについて考える(45)
最近、「ランキングについて考える」のペースが落ちています。というのは、「書きたいことはほぼ書き尽くしたな」という気がしているから。ランキング人仮説は「経済人仮説」と同等に人間の行動原理を説明できていると思っています(自画自賛)。
このシリーズでも何度も出てきた「AKB48」の総選挙。今年も総選挙の時期です。今年は、「立候補しない」人が目立ちますが、これは「ランキングが下がるのは嫌だ」という心理が根底にあると考えます。
このように「ランクダウンはしたくない」という心理は誰にでもあるものだと思います。
さて。AKB48の総選挙で「辞退」を認めることは、実は総選挙自体の商業価値を下げてしまいます。というのは。
例えば、昨年1位になったAさんが今年出なかったとする。今年、Bさんが1位になったとしても、「それがAさんが出なかったから」という コモンセンス が成立することになり、、、そうすると、来年は「出たい」と思う人も減ってしまう、という連鎖になります。つまり、ランクアップすることのMotivationが下がり、結果として AKB総選挙 事態の商業価値が下がってしまうのです。
ということで。
辞退を認めている総選挙は、「辞退」を認めている限り、3年後には廃止されるであろう、、、と予測しています。
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