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リスク視点での公務員退職金問題考

世の中、不思議なことがおきています。その分、カテゴリー「オピニオン」に書きたいことが多くなっていくわけで、このblogはいつの日か「無風凧の気持ち、発信」に成るかもしれません。

さて、今回は千葉県、埼玉県などでおきている不思議なお話し。公務員の退職金を、2月以降減額する条例が決まったところ、3月の定年を待たずに2月に早期退職するする人が100人以上でてきたということ。これだけでも不思議なところですが、県としては「臨時職員を雇って対応する」らしい、、、(たとえば コチラ 参照)。

可笑しいところだらけで、無風凧は頭が可笑しくなりそうです(みなさん、笑ってください!)。

1) なぜ、減額開始時期として、新年度を待たなかったの?
2) 辞める公務員の方は、仕事に対する責任やプライドはないの?
3) たった一ヶ月のために、どうやって臨時職員を雇うの?その分のコストは?

組織論(制度論)的に言えば、減額開始時期を年度切りにしなかった、ということが混乱の原因です。たった一ヶ月、おそくするだけで、混乱の大半は回避できたでしょう。

経営論的に言えば、今の日本人の大半が犯している大きな間違いが指摘できます。それは、「支出は少ないほうはよい。収入は多い方がよい」と盲目的に信じていること、、、(命題A)。県の職員に対する(特に定年に対する)退職金総額は、年度初めに概算ができています。それらは、支出として考えられています。そして「その支出」を抑えるために、「年度途中で」減額に踏み切ってしまうわけです。つまり、命題Aの信奉者なのです。

しかし、実際にリスク視点で経営を考えるときには、支出が予定よりも少ないことも「リスク」の一種です。勿論多いこともリスクですけど。今回の例では、退職金支出が少ない、というリスクが生じた結果、臨時職員を大急ぎで雇用する必要がある、などの作業増が生じ、その結果としてもしかすると県としての総額としては「支出増」になるかもしれません。

このように、「あえて計画を変更する」ことは、リスクです。リスクヘッジをもっとよく考えて施策する必要があります。この視点で考えれば、命題Aは、「正しい命題とはいえない」わけです。つまり、年度途中に減額という施策は短慮に過ぎたわけです。

もう一つ。2)の視点を考えてみましょう。この場合の「計画の変更」は何でしょうか?退職金総額、の視点で見れば、確かに一ヶ月前の早期退職が正しい選択肢のように見えます。なにせ、「予定」の退職金を得ることができます。しかし、そのほかの部分、、、例えば一ヶ月間、何をするか、だとか「勤め上げたという実績」がつかなくなることのDisAdvantageなど、、、考えて、どちらが良かったのでしょうか?

少し年寄りめいたことを書くようですが、やはり「年度末まで勤め上げる」ことが「その人にとっての計画通り」であり「最もリスクが少ない」ものだと思うのです。少なくとも、回りに多大な迷惑をかけていること、つまり社会全体に「リスク」を生んでしまっているのです。この辺りは、全てを貨幣価値に置き換えて考える「現代流」ではないかもしれませんが、「世間様」は見ていると思うのです。

ちょっと取り留めなくなってきたので、今日はこの辺で。最後にもう一度。

リスクって何だか、改めて考えてみませんか?

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