アーティストとビジネスパーソンとその他
こういう「二分論(ここでは三分論だが)」は、あまりするべきではないかもしれない、と思うのだけど、無風凧が色々な方とお話ししていて、感じること。
人は「アーティスト」と「ビジネスパーソン」と「その他」に分かれる。
「アーティスト」とは、自分の評価軸を持ち、その高みを目指して邁進する。ゴール(目標)設定は、自分の状態(希望)にのみ依存して、実現に向けて妥協が無い。本当のアーティスト、本当のスポーツマン、本当のミュージシャン、フィロソファー、詩人、本当のサイエンティストなど。
「ビジネスパーソン」とは、 所謂「経済人」であって、相対的な評価軸を持ち、だから回りの意見を取り込んだ形でのゴール設定を行い、常にCost/Performanceを意識し、Local minimumに陥ることがあるにしろその時点での期待値の大きい道を選択する。ビジネスパーソン、教師、商売人、大多数のミュージシャンやアーティストやスポーツマン、議員などなど。
「その他」はさらに3つに分けられ、
1) その場の雰囲気にのみ依存して自分の意見を述べるということに終始する人
2) 明確な自分の意思・評価軸を持っているかもしれないが、表現能力不足からか矛盾してみえる人。
3) 明確な意思や評価軸は持っていない。そのため、また、ゴールは他人任せ(時々、自分の意見を持っている風を見せるための自説を論じるが)。だからと言って、妥協をするわけでもない。実際は、ここに分類される方が多い。
もちろん、同じ人でも「議題」によっては、どの分類に入るかが変わることも多いが、この3つの分類を意識して会話・議論をすると、意外と、議論はうまくいくことが多いようだ。その他の3)が多い場合は、議論は早めに切り上げるのが肝要。人選ミスだと反省すべし。
では、無風凧自身は、どれかって?
「こういう分類をして議論の場に臨んでいる」と言う時点でビジネスパーソンなのかもしれないと反省しているが、本質的には フィロソファー(つまりアーティスト) だと思っている。
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