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番外編・・・オリンピック(2)

柔道の話しは、かなり関心度が高かったようで、メールでのコメントをいただきました。

一つ目は「柔道のルールが、柔道でなくなっているのが許せない」というものです。おっしゃるとおり、だと思います。無風凧的には、青い柔道着を着ているのをみているだけで、柔道ではなくJUDOだと思ってしまいます。

ランキング仮説的には。

やはり、柔道とJUDOは、別の評価基準・評価軸(つまり異なるルール)を持ったスポーツだと考えることが、理論に矛盾をきたしません。では、同じ選手が違うルールで戦うことが出来るか、というと、、、本能で処理する部分では無理かもしれません。いや、きっと無理でしょう。だから、柔道が強い選手が、JUDOが強いとはいえないわけです。その意味では、日本はJUDOの本家 ではないのです。(柔道の本家ではあるけど)。そのJUDOは、日本人が勝ちにくい方向にルールが変更されているように思えるのは、日本人の身贔屓でしょうね。

篠原現監督が、シドニーオリンピックで悔しい誤審負けをしたことを覚えている方も多いと思います。これなども、JUDOと柔道は違う、ということの証左だと思うのです。少なくとも、ランキング仮説としては「評価基準がことなるゲーム」と考えます。

もう一通頂いたのは、夏のオリンピックであるにも関わらず、フィギュアスケートの話し。フィギュアスケートの採点は、できるだけ客観性を高めようとしていますが、審判の主観がどうしても入ってしまいます。だから、多人数評価にして、平均する、、、というようなことを行います。。。あれ? これって、選挙や多数決と同じ仕組みを使っている、、、そうです。フィギュアスケートや体操などは、ランキングが基本的にSR(社会的ランキング)の枠組みなのです

陸上競技は基本的にPR(原始的ランキング)、球技も大体の部分ではPR。格闘技は全快述べたように軸が定まりきれないけど、基本的にはPR。それにたいして、フィギュアスケートや体操はSR。このように考えると、採点(順位付け)で毎回「もめる」のも理解がしやすくなります。

無風凧的には、PRでランキングできるものだけをスポーツと呼ぶようにしてはどうかな、と思っています。

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