ランキングについて考える(23)
「初めて自分で自分をほめたいと思います」
前回(こちら 参照)に続いて、懐かしい言葉から。
覚えてますか?1996年のアトランタ・オリンピック女子マラソンで、有森裕子選手が銅メダルを獲った時のインタビューです。
このインタビューには、
「メダルの色は銅かもしれないけど、、、」
という前段があります。つまり、3位だったけど、自分をほめているわけです。(言葉の裏には「努力したことに対して」、と言うつもりだったのでしょうけど)。皆様も、ご自身の経験上、3位で満足、と言うことなどあるのではないでしょうか?
ここまで述べてきたランキング人仮説では、
人は必ず上位のランキングを目指したくなる
というものでした。だから、3位で自分をほめると言う行為は導出できません。オカシイですね。、、、ここで、ランキング人仮説の命題を一つ追加しましょう。
ランキングには、「満足する順位がある」。
これについては、これから数回かけて、じっくり考えてみたいと思います。一見、「上位を目指したくなる」という仮説と矛盾するように思いますが、、、お楽しみに。
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