それは僕の仕事じゃないですよ。
すでに何度か書いてきましたが、無風凧はいくつかの企業の経営コンサルもしています。大学講師、企業コンサル、音楽家、自分で起業、”翻訳。"、E-Learning教材開発、民間研究所研究員、映像編集、、、などなど、自分でも何が本当の専門なのか判りませんが、とにかく、企業コンサルしています。そのコンサルからのネタ。
これもある企業の社長さん。何度目かの打ち合わせのときの会話。
無風凧:「先月始まったこのプロジェクトは、進捗管理はどうなってますか?」
社長:「誰が計画作るか、そして誰が進捗管理するかの報告も貰ってないです。」
無風凧:「前回の打ち合わせから2週間たってますから、担当者が何すればよいかわかってないのかもしれませんね。」
社長:「でも、それは僕の仕事じゃないですよ。僕はちゃんと『やれ』と言ったんだから。」
無風凧的が「ああ、この会社は駄目かも、、、」と思った瞬間です。なぜかって? 社長の仕事は、本来は会社の仕事全部。もちろん、社内で分担しているのはわかりますが、最終的な遂行責任者は社長、だから、「できていませんね」にたいして「僕の仕事じゃない」というのは、責任逃れ、もっといえば、無責任、としか見えません。だから、「できていませんね」に対して「次はこういう手をうとうと思っています」「結果は出ていませんが、○○してますから、そろそろ成果が出ます」というか、最悪でも「その点は無風凧さんに相談したい点です」というのが、社長の発言だと思うのです。このように無責任社長の下では、部下は育ちません。ひいては、会社は衰退の一途をたどるといえます。
とはいえ、「社長を教育するのはコンサル業務の一部」と割り切っているので、無風凧は頑張ります。
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コメント
吉沢@外国語 さま
コメント、ありがとうございます。
このあたりの「責任感」って、アメリカと日本では如実に違っているように感じます。そして、日本人から見ると「無責任」であってもUS的にはそうでないこと、もちろんその逆も多いように思います。
これからもコメントお願いします。
無風凧 拝
投稿: mufukai | 2012年6月23日 (土) 20時21分
責任感って大切ですよね。
投稿: 吉沢@外国語 | 2012年6月22日 (金) 23時36分