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ランキングについて考える(15)

昔々、、、cocologでは、「こねたま」というサービスを行っていました。これは、Niftyが「blogのお題」をだし、同じ事柄について色々な人がblogを書く。そして、優等賞だったら、ポイントゲット!というサービス。そして、常に自分が「何点」もっていて「その点数だと cocologの中で何位か?」がわかるようになっていました。

このような場合、、、ランキング人は、ランキングがあがるように、色々な工夫をします。工夫、、、それは、より沢山の人に見てもらい、そして「いいね!」を沢山押してもらうような工夫です。

blogを続けるMotivationとして、この「ポイントとランキング」という手法は、非常に有用な気がします。無風凧も、一時期 Best 10を目指していました。

しかし。ある日、「はた!」と気がつきました。

ランキングをあげるために、自分の書きたい内容ではなく、「いいね」を押してもらえるような内容をかいているということに。無風凧的には、「blogを書く目的の主客が逆転している」用に思えるのです。

もちろん、blogも「読んでもらってなんぼ」という側面を持っていることは否めませんし、blogを続けているからには、「少しでも沢山の人に読んでほしい」と思っている方が多いはずです。

しかし、 上記のプロセスをもう一度良く考えると、

ランキング人は、ランキングを上げるための施策を行う

という事実が浮かび上がってきます。つまり、本当に書きたい内容ではなく、ランキングのための文章になってしまっているのです。みんなに呼んでもらうためには、書きたい内容も変えてしまう、ということになります。

旧来、日本は「倭国」「和の国(環の国)」と呼ばれていました。皆と一緒に環を作ることが生活の第一歩でした。その意味では、日本人こそはランキング人になりやすいのかもしれません。

この推論から、「ランキング人は仲間はずれになるのが怖い人」ということが言えそうです。

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