ランキングについて考える(12)
前回の宿題は、「PPM(Product Portfolio Management) について調べる」 というものでした。皆様も、次のような図を一度は見たことがあるのではないでしょうか?
なぜ、「ランキングについて考える」でPPMが出てきたのでしょうか?
図の「軸」を考えて見ましょう。丁度真ん中にある、クロスの2本です。軸であるからには、何かの「基準」をあらわしています。GEのジャック・ウエルチがPPMを使って事業戦略を立てる際、市場シェアについて「1位か2位のものしか扱わない」としました。つまり、スターやキャッシュカウに分類されるのは、市場占有率(つまり)シェア)が1位か2位のもののみ、ということです。そして、ウエルチは、GEを巨大企業へ復活させ、20世紀最高の経営者といわれるようになりました、、、、
だんだん、無風凧が言いたいことがわかってきましたか?
PPMを用いて事業戦略を考えるときに、「1位か2位」というのは、金科玉条のごとく取り扱われます。ここで、1位か2位 という以外の情報は捨象されます。もちろん、3位以下のものを1・2位にするための戦略が論じられることも覆いのですが、基本は、選択と集中、ということになります。
ここで。 1位か2位、という意味をもう一度考えてみます、、、、そう。 シェアの順位だけをすることができれば、後の仔細詳細はあまり考えずに「GO」という戦略は、、、前回の「思考・志向を無視するランキング人」と同じように見えてきますね。
今回は、企業の戦略も「ランキング人化が進んでいる」という話でした。
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