経営における三手の読み
無風凧は、経営コンサルティングも しています(こちら 参照)。
会社によって、コンサルティング内容は異なるのですが、総じてよく相談をうけるのは「スピード経営」についてです。スピード経営、、、簡単に言えば、動きの早い市場に対して先んじる内容をどうすればみつかれられるのか? ということです。他社に先んじるための方法を知りたがります。
ところで、この相談をしてくる企業(経営者)には、3つの特徴があるようです。
1) 非常に市場変化に敏感であること(そのため、目標設定の変更が早い。)
2) 自分の企業の中の変化は、非常に早く完成すると思っていること
3) 目標設定はうまいが、実現手段(Execute)は「言えば実現する」と思っていること。
お気がつきと思いますが、「スピード経営」を願う経営者は、内容的には他社に先んじることは、自分でできている のです。つまり、相談内容(市場に先んずる内容)はすでに解決しているのです。彼らに本当に必要なのは2)3)なのです。そして、ほとんどの経営者は、それに気がついていません。
優秀な経営者には、実は2)3)を解決してくれる名参謀がいたことも歴史的事実です。逆に言えば名参謀が居なくて、1)だけを行うと、、、企業の経営は「笛吹けど従業員は踊らず」の状態になってしまいます。つまり、経営がうまくいかないことになります。
今日の話をまとめると。
無風凧的経営における3手の読みは
目標の設定、目標共有(の手法と時間)、目標実現の手段
を検討することです。経営がうまく言ってないと思う経営者の皆さん、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
# 経営者によっては、実現手段検討を行うと、「ネガティブ思考だ」「ペシミスティックだ」「できない理由は不要」などと言うことがあります。このような企業の将来は、「はっきりヤバイ」といえます。
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